パソコンを使ったピアノの打ち込み【必要な機材はコレ】

2020年9月12日

パソコンを使ったピアノの打ち込み【必要な機材はコレ】

 

「パソコンで鍵盤楽器の打ち込みをしたい」
「パソコンを使って作曲をしてみたい」

「PCで作曲のために必要なものは何ですか?」

 

今回はこのような疑問や悩みについてお答えしていきます。

 

YouTube動画などで自分で作曲した音楽をアップしたり、「歌ってみた」「弾いてみた」等でパソコンによる作曲というものが身近になってきています。

お仕事であってもPCへの打ち込みが増えており、趣味に仕事にとパソコンを活用した環境に変化してきています。

この記事では「パソコンを使ったピアノの打ち込みに必要な機材は?」という内容で進めていきます。

読み進めていただくことで、必要な機材とその目安の価格が分かるようになるでしょう。

私自身は、作曲の経験は専門学生時代にカリキュラムで取り組んだ程度と、決してレベルは高くありません。

ですが、販売時代の接客やサポート経験からパソコンの知識としてどんな機材がいいのか?どのくらいの品質を求められるのかというのは熟知しています。

なのできっとあなたの参考になるはずです。

それでは本文へ進みましょう。

 

パソコンを使ったピアノの打ち込み【必要な機材はコレ】

パソコンを使ったピアノの打ち込み【必要な機材はコレ】

 

まず必要な機材をざっとまとめますと。

 

  1. パソコン【目安:7万~10万】
  2. シーケンスソフト(別名:DAWソフトウェア)【目安:1万~5万】
  3. オーディオインターフェイス【目安:1万~5万】
  4. USB接続対応MIDIキーボード【目安:5千~3万】
  5. スピーカー【目安:1万~3万】
  6. ヘッドフォン【目安:1万~3万】
  7. マイク【目安:5千~2万】
  8. ソフト音源のプラグイン【目安:1万~5万】
  9. ミキシング・マスタリングのプラグイン【目安:1万~5万】

 

こうして並べてみると、結構必要な物というのは多いですが全てが必須という訳ではありません。

一つ一つ見ていきましょう。

 

パソコン【目安:7万~10万】

 

まずはこれが無いと始まりません。パソコン本体です。

音楽制作に使用されるPCは高スペックであるほど良いです。というのもアプリを動かし、その中で音源の編集をしたり音を一度にたくさん鳴らしたりとそれなりのマシンパワーを使います。

ノートかデスクかという部分については可能であれば、安価で高スペック品が多いデスクが好ましいですが使用者の環境が第一ですので。

「持ち運ぶかどうか」ここで判断してください。

持ち運ぶならノート、持ち運ばないならデスク、この判断基準でOKです。

参考記事:【パソコン初心者向け】買うならデスクトップ?ノート?大事なポイントは1つだけです

 

シーケンスソフト(別名:DAWソフトウェア)【目安:1万~5万】

 

音楽制作をするためのソフトです。

「Digital Audio Workstation ソフト」なので「DAW(ダウ)ソフト」と呼ばれます。

DAWソフトも様々なメーカーから発売されており、どれがいいのか?という部分は初心者の悩むポイントの一つでしょう。

ソフトによっては対応OSが限られておりwindowsのみ、macのみというソフトもあります。

ちなみにおすすめソフトはこちら

 

  • windows対応……「Cubase」
  • mac対応……「Logic」

 

ぶっちゃけこれ選んでおけば間違いではないです。

というのも「Cubase」「Logic」は利用しているユーザー数が圧倒的に多いので、市販の解説本はもちろん、SNSなどを通じての情報共有でも話が通じやすく、分からない所のアドバイスも貰いやすいためです。

細かい使い方を自分で調べるにあたっても、利用ユーザーが多いので答えとなる情報も多く出てきます。

 

オーディオインターフェイス【目安:1万~5万】

 

楽器の録音などに欠かせない機材が「オーディオインターフェース」です。

ゲームの実況動画の収録などでも、高品質な音のために利用している方もいるくらいです。

「オーディオインターフェース」とは文字通りオーディオの入り口となる機材で、通常この機材に楽器やマイクを接続してPCにその音をレコーディングしていきます

「オーディオインターフェース」はUSBでパソコンと接続しますので、ここ最近のパソコンであれば使えないということは無いでしょう。

ギターやボーカルのサウンドを綺麗にレコーディングするにはオーディオインターフェースの品質が重要であり、価格と品質は比例するのでぶっちゃけ高ければ高いほど良いものと言えます。

お財布とよく相談するべきポイントです。

 

USB接続対応MIDIキーボード【目安:5千~3万】

 

PCを使った音楽制作というのは、画面上にデータを打ち込んで音楽を作っていくことです。

その際に、いわゆる一般的な文字を打つキーボードを使用せず、鍵盤を押さえながら音を入力していくやり方が一般的となっています。

音楽制作で使用されるデータ入力用の鍵盤を「MIDI(ミディ)キーボード」と呼び、その他のピアノ・音楽用キーボードと区別しています。

MIDIキーボードはあくまでデータ入力用であるため音源を持っておらず、基本的にそれ単体では発音できません。PCに接続することでDAWソフトを介して音源を鳴らすことができます。

 

スピーカー【目安:1万~3万】

 

音を聴くための機材「スピーカー」ですね。

音楽制作は文字通り音楽を作る作業であるため、実際に音を聴きながら確認していくことになります。

そのため鳴っている音を正確に把握するために高品質なスピーカーが必要になります。

ちなみに実際に選ぶ場合はちゃんとした音楽制作専用のものを選ぶと良いでしょう。

一般的に音楽制作専用のスピーカーはオーディオ用のものに比べて周波数特性がフラットな状態に作り込まれています。

何故かというと作っている音楽がリスナーによっていろいろな機器で再生されることを想定して、制作の段階ではクセのない状態で音を作り込んでいくのが望ましいからです。

ネットで探す場合は検索窓に「音楽制作 スピーカー」や「DAW スピーカー」等とキーワードを入れると色々有益な情報が出てきますよ。

 

ヘッドフォン【目安:1万~3万】

 

こちらはスピーカーの置く場所がない、もしくはスピーカーのように外に音が出せない環境の方向けです。

ヘッドフォンであれば周りに音を漏らすことなく音を聞くことが出来るので、在宅で作業してる方などはヘッドフォンを用いることも多いです。

選び方としてはスピーカーと同じく音楽制作専用のものを選ぶと良いでしょう。

 

慣れてくると必要になってくるもの

 

ここからは必須ではないですが、慣れてきたり、人によっては必要になるものを挙げていきます。

 

マイク【目安:5千~2万】

 

ボーカルをレコーディングする場合にはマイクが必要になります。

マイクは一般的に「ダイナミックマイク」「コンデンサマイク」に分けられ、それぞれに特性がありますが、ボーカル録音には一般的にはコンデンサマイクが使用されます。

コンデンサマイクはダイナミックマイクに比べると取り扱いに注意が必要となりますが、クリアなサウンドでレコーディングできるところが魅力です。

またダイナミックマイクはいろいろなシーンに活用できて使い勝手が良いため、そちらを愛用している人も多いです。

 

ソフト音源のプラグイン【目安:1万~5万】

 

管楽器や弦楽器、アコースティックピアノやウッドベースなどのおとをよりリアルに表現するために必要になってくるのがこの「ソフト音源」です。

これらの音源は「プラグイン」という方法で、使用しているDAWソフトに組み込む形で活用されます。

とはいえ、それなりに高品質な音源は1万以上はかかることがほとんどなので、これまでの機材を含めおんげんまでそろえていくのは大変でしょう。

通常はDAWソフト内にあらかじめいくつかの音源が用意されており、まずはそれらを使用していき、既存の音源では満足できなくなった時にプラグインとしてソフト音源を増設していくような形で進めていくのがいいでしょう。

 

ミキシング・マスタリングのプラグイン【目安:1万~5万】

 音源と同じく、慣れてくると欲しくなるのがミキシングおよびマスタリングに使用するためのプラグインソフトです。

音楽制作の作業割合の多くを「ミキシング」という作業が占めます。これはレコーディングした音の音量や音質を整え、聴きやすいように作り込んでいくことで、「ミキシング」の後に「マスタリング」という工程があります。

その際に活用するのが「ミキシングエフェクト」と呼ばれる機能で、レコーディングした音にそれらの効果を加えながら、画面上で値を変化させ音を調整します。

ソフト音源と同様にミキシングエフェクトもDAWソフト内にあらかじめ用意されていることがほとんどなので、まずは付属のを使ってみて、慣れて物足りなくなってきたらそれらを入手することを検討するのがいいでしょう。

 

パソコンを使ったピアノの打ち込み【いきなり全部そろえるのはきついのでフリーも活用】

パソコンを使ったピアノの打ち込み【いきなり全部そろえるのはきついのでフリーも活用】

 

いきなりすべての機材やソフトを揃えようとすると、10万は軽くいってしまうくらいお金が掛かります。

なのではじめから全てを揃えるのではなく、必要なものから順次揃えていく、フリーのDAWソフトを使ってみる、付属のプラグインを使ってみるなどから始めてみてはいかがでしょう?

 

まとめ:パソコンを使ったピアノの打ち込み【必要な機材はコレ】

まとめ:パソコンを使ったピアノの打ち込み【必要な機材はコレ】

 

必須の機材

  • パソコン
  • シーケンスソフト(DAWソフト)
  • オーディオインターフェイス
  • USB接続対応MIDIキーボード
  • スピーカーもしくはヘッドフォン

慣れてくると欲しくなるもの

  • マイク
  • ソフト音源のプラグイン
  • ミキシング・マスタリングのプラグイン

いきなりすべてそろえるのは資金が大変なので、順次揃えていくとよい

 

今回は「パソコンを使ってのピアノの打ち込み作業に必要なもの」というテーマでお話しましたが如何でしたでしょうか?

作曲以外でも、ゲームの実況などでも部分的に使われており、昔に比べると普及しているジャンルです。

実際に行うとなったら何が必要なのかがここで分かっていただけたのではないかと思います。

「作曲」なんて言い方をすると大層なものに聞こえるかもしれないですが、今では身近な存在になってきました。

趣味みたいな感じで楽しむ方も増えているので気軽に触ってみて下さい。

それでは、今回はここまでとします。

ここでの情報を生かし、今後はより良いパソコンライフを送ってください。

 

 

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