法定耐用年数って何?パソコンの場合は何年?

2020年9月12日

法定耐用年数って何?パソコンの場合は何年?

「パソコンの法定耐用年数って何年?」
「そもそも法定耐用年数ってなに?普通の寿命となにか違うの?」

今回はこのような疑問や悩みについてお答えしていきます。

 

法定耐用年数…聞きなれない言葉ですね。

ですが事業を進めたり、フリーランスで活動されたりなどでお金の会計処理をする際に重要な言葉です。

私自身は別に税理士でもなんでもないですがパソコン業界で仕事をしていた時に経費関係の相談を受けたことがあり、その時に色々と勉強した経験があります。

この記事では法定耐用年数とはなにか?何年なのか?ということを解説していきますので、読み進めていただければ今後自分で会計処理をするときに役立ちますよ。

それでは本文へどうぞ。

 

【パソコンだけじゃない】法定耐用年数とは?

【パソコンだけじゃない】法定耐用年数とは?

 

法定耐用年数とは、簡単に言うと「その資産の使用可能期間を法律上で公的に定めた数字」です。

具体的にどういうことかというと、事業に使う資産のうち、長期間にわたって使用するものは固定資産に分類されます。

その中で、年月が経つにつれて劣化したり性能が落ちたりして、その価値が下がっていく固定資産は、決められた耐用年数にしたがって毎年一定額や一定の割合で資産価値を差し引いて経費にしていきます。

この、耐用年数にしたがって毎年一定額や一定の割合で資産価値を差し引いて経費にしていくことを「減価償却する」といい、この時に用いられる耐用年数こそが「法定耐用年数」の事です。

まとめると、法定耐用年数とは消耗していく固定資産を経費にしていくために政府が設定した公的な経費への変換期間ということです。

とまあ、あまり小難しい言葉ばかりなのでかみ砕いた言い方をすると、パソコンのような高価なものは固定資産になるんだけど、使えば消耗していくからお国が決めた年数をかけて経費に変えていくんだよってわけです。

因みにパソコンが固定資産として減価償却できるのは10万円以上の価格の時だけです。

価格ごとの区分けについて、詳しくはパソコンを経費購入したい時の勘定科目と仕分け方【重要な境は10万円】でも解説していますのでよかったら読んでみて下さい。

 

パソコンの法定耐用年数は?【4年か5年です】

パソコンの法定耐用年数は?【4年か5年です】

 

結論から言うと「サーバーとして使用するパソコンの耐用年数は5年、それ以外のパソコンは4年」です。

つまり、上記で説明した数年かけて経費に変えていくというのはパソコンに当てはめると「サーバーなら5年、それ以外なら4年かけてパソコンの価格を経費に変えていく」ということになります。

一般的なパソコンの寿命が5年といわれていますが不思議なことに似通っていますね。

なので厳密には一般的に言われる買い替えの寿命とは別物ですが、法定耐用年数を寿命と見立てて買い替える目安にするのはありでしょう。

パソコンの寿命についてはパソコンの寿命はどのくらい?おすすめの買い替え知識や処分方法も教えますで解説していますので興味が湧いたらこちらも読んでみてはいかがでしょうか?

 

まとめ:法定耐用年数って何?パソコンの場合は何年?

まとめ:法定耐用年数って何?パソコンの場合は何年?

 

  • 法定耐用年数とは、その資産の使用可能期間を法律上で公的に定めた数字
  • パソコンの法定耐用年数はサーバーとして使用する場合は5年、その他の場合は4年
  • 一般的なパソコン寿命が5年といわれているため、法定耐用年数も似通っているので参考にするのもあり

 

今回は、法定耐用年数というあまり聞きなれない言葉をテーマにしてみましたが如何でしたでしょうか?

あまり聞いたことがない言葉ですが、今はパソコンは仕事で持ってて普通の世の中なので、正しくお金の会計処理等を行う上では避けては通れない部分です。

私も専門家程は詳しくありませんが過去にたまたま勉強する機会もありましたので、こうして記事に書いてみた次第です。

これから副業等で自分で計算をしないといけない方が増えてくるでしょう、そんな方に少しでも参考になれば幸いです。

では、今回はここまでとします。正しい処理の仕方を覚えてより快適なパソコンライフを送ってください。 

 

 

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